ついにロシアW杯が開幕。そして我らが日本代表はいよいよ来週6月19日(日本時間21時)にコロンビアとの初戦を迎えます。本来であれば今から胸が高鳴って眠れない・・・なんて事になってるはずなんですけどねぇ。
う~ん、なんだか今回は気分が盛り上がらない。初出場の1998年のフランス大会から数えて6度目の出場ということで慣れてしまった部分もある。でも一番の理由はやっぱりハリルホジッチ前監督の電撃解任から現在に至るまでの迷走ですよね。
そりゃ確かにハリルさんは協会やスポンサーからみればやりにくい人ではあったと思う。キーワードは「縦に速い攻撃」、でも手の内は本番のW杯までみせない。テストマッチはあくまでテストと割り切り、試合毎に新しい選手を試す(だから当然結果も内容も芳しくない)。実績のある選手であっても所属チームで試合に出ていなければ、あるいは自身の標榜するサッカーにそぐわなければ招集しない。頑固で融通の利かない性格とも聞いてるし。
でもさぁ、「じゃあハリルと歩んだこの3年間はなんだったの?」てなるじゃん。所謂「自分達のサッカー」が通用しなかった前回のブラジル大会。それをふまえて今度はW杯で指揮した実績のある監督を呼んで「世界で勝てるサッカー」を目指す方針だったはず。
ハリルさんの率いる代表でW杯を戦ってほしかったという未練はどうしても消えない。だってこの3年間の試行錯誤を経たうえでの完成形をそこで目にできるはずだったんだから。仮に良い結果が得られなかったとしても中身を検証して未来に生かすことはできる。それをすべてゼロにしてしまった。
だいたいなんだ、「選手とのコミュニケーション、関係性が多少薄れてきたから」って。そんなボンヤリした解任理由あるかよ。「オールジャパン」とかいまさら何を言いだすのか。オシムが言ってた「日本サッカーの日本化」ってそういうことじゃないだろ。これで本大会が惨敗に終わったら(現状ではその可能性が高い)、日本サッカー協会会長の田嶋幸三は一体どう責任を取るつもりなのか。ていうか、そもそも責任取るつもりあるのか。
とまぁ、ぐだぐだぐだぐだと文句を書いてしまったけど、決戦はもう間近に迫っている。なんとか応援モードに気持ちを切り替えなければ。日本代表チームは「僕らの代表」という気持ちは(まだ一応)あるわけで。相手は前回大会でフルボッコにされた難敵コロンビア。はっきり言って勝算は限りなく低い。でも誇りを持って戦ってほしいと思います。
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