NOWHERE BOY

Getting so much better all the time.

Lorde 『Melodrama』

MelodramaMelodrama
LORDE

MELODRAMA 2017-06-15
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Lordeのニュー・アルバム『Melodrama』。

ニュージーランドから現れた天才少女が世界を席巻したのは2013年の事。シングル"Royals"が全米チャートで9週連続で1位を記録し、一躍その名を轟かせた。翌年にはグラミー賞で最優秀楽曲賞と最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞。デビュー・アルバム『Pure Heroine』を聴いた時、当時17歳とは思えないほど大人びた歌声や音楽のクオリティの高さにマジで度肝を抜かれたもんです。

あれから4年。その間にはNirvanaやデヴィッド・ボウイのトリビュートで堂々たるパフォーマンスを披露したりと、次代のカリスマへの階段を着実に登っていた彼女の待ちに待った2作目『Melodrama』が先頃遂にリリースされました。

『Pure Heroine』で鳴らされていた「ラナ・デル・レイmeetsジェイムス・ブレイク」と形容したくなるストイックかつ優雅なエレクトロニカから一転、今回の新作はより多くの聴き手の共感を呼びやすい、言い換えれば彼女との間にあった距離が縮まった気さえする内容に仕上がっています。

変化の兆しは先行シングル"Green Light"を聴いた時から見えていましたが、アルバムでは洗練されたエレクトロ・サウンドに耳馴染みやすい旋律やダンサブルなビートを導入。楽曲自体は以前に比べてポップになった印象を受けましたが、実はこの変化の裏側には彼女が実生活で味わった失恋が影響しているとの事。とりわけ様々な感情の揺らぎをリアルに表現する歌唱は胸に迫るものがありますね。

本作は全米チャートで初登場1位、全英で5位を記録。破格の才能に恵まれた少女は年月を経て時代のヒロインになった。『Melodrama』には20歳になったLordeの等身大の姿が刻み込まれており、アーティストとして一回り大きくなった事がわかる会心の一枚。


Lorde "Green Light"



Lorde "Liability"



Lorde "Perfect Places"

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