NOWHERE BOY

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Communions 『Blue』

ブルーブルー
コミュニオンズ

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Communionsはデンマークの首都コペンハーゲン出身の平均年齢20歳前後の若き4人組。2015年にデビューEP『Communions』をリリースするやいなや、ここ日本でもインディー・ロック好きの間で俄然注目を集める存在に。米ミシシッピの名門ファット・ポッサムと契約を交わして世界に打って出る準備が整い、先頃満を持して1stフル・アルバム『Blue』を発表しました。

『Communions』を初めて聴いた時には思わず顔がほころんでしまいましたよ。The Stone RosesやOasisから影響を受けたバンドは数あれど、近頃ここまで素直に音に反映されている連中はイギリスにだって見当たらない。とはいえ前述の2バンドのような不遜なアティテュードとはほど遠く、眩しいくらい無邪気でキラキラした輝きを放っています。音楽産業の中心から離れたコペンハーゲンという土地だからこそ、ここまで屈託のないキャラクターが生まれたんだろうなぁ。

『Blue』においても真っ直ぐなギター・ロックという音楽性は変わらない。ただしナイーヴで線の細いイメージは多少残しつつ、より逞しく成長した姿を見せつけています。

まずは心が躍るほど軽快なリード・トラック"Come On, I'm Waiting"で掴みはOK。しっかり地に足を着けた演奏は以前より力強さが増し、舌足らずなヴォーカルで歌われるメロディはどれもポップで瑞々しい。またアルバムの中盤以降では初期のOasisを彷彿とさせるロックンロールを披露するなど曲調の幅を広げています。

Communionsの音楽に特別な響きをもたらしているもの。それは若さゆえのイノセンスであり、自分達の信条を貫き通すという美学に他ならない。バンド音楽が苦境に陥っている現状に辺境の地から放たれたカウンター。それはとても清々しく、未来への希望に満ちている。


Communions "Come On, I’m Waiting"



Communions "It's Like Air"



Communions "Midnight Child"

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