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Christine And The Queens 『Christine And The Queens』

Christine and the QueensChristine and the Queens
Christine and the Queens

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新世代のポップ・アイコンの誕生か。
Christine And The Queensはフランス出身の28歳のシンガー・ソングライター、エロイーズ・ルティシエによるソロ・プロジェクト。2014年に発表したデビュー・アルバム『Chaleur humaine』が本国で大絶賛され、フランス版グラミー賞と呼ばれるヴィクトワールで2部門を受賞。
そして2016年2月には前述の『Chaleur humaine』の収録曲を英語詞で歌い、タイトルも『Christine And The Queens』に一新したインターナショナル・ヴァージョンをリリース。全英チャートで最高2位にランクインする大ヒットを記録して世界的に注目を集める存在になりました。

シンセを主体にしたサウンド・プロダクションは柔らかい手触りで非常に洗練されています。音の取捨選択のセンスに光るものがあり、その佇まいはとてもナチュラルで押しつけがましさがない。心地良い浮遊感が漂うスタイリッシュで優雅なエレクトロ・ポップには英米の同系アクトとは一味違う魅力に溢れています。また基本的には英語で歌いながら所々でフランス語を交えるあたりの語感のおもしろさもありますね。

さらにChristine And The Queensの持つユニークさは音楽性にとどまらず、シアトリカルなライヴ・パフォーマンスも見所。それは"Tilted"や"Saint Claude"のMVを観れば一目瞭然。曲の世界観に合った振り付けだったり、本物のダンサーも顔負けのエロイーズのキレのある動きに思わず目を奪われます。

エロイーズは自身がパンセクシュアリティ(全性愛)である事実を公言しています。本作に追加収録された"Jonathan"にPerfume Genius(彼もゲイである事を公表済み)が客演しているのもさまありなん。性の枠から解放されて自由な表現を志す彼女は排他主義的方向に進みつつある世界において希望の光を照らす存在になるに違いない。


Christine And The Queens "Tilted"



Christine And The Queens "Saint Claude"



Christine And The Queens "Jonathan"

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