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Best Movies Of 2016

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今年劇場に観に行った映画の中から私的TOP5を選びました。以下の通りです。



《My Best Movies Of 2016》
『シング・ストリート 未来へのうた』
『ルーム』
『ボーダーライン』
『キャロル』
『マジカル・ガール』


不況にあえぐ1980年代のアイルランドを舞台に「ここではないどこか」を夢見る少年の成長譚を描いた『シング・ストリート 未来へのうた』。全編でふんだんに使用されている80sのポップ・ミュージックは(リアルタイム世代か否かは関係なく)音楽ファンならグッとくる事請け合いだし、劇中バンドのシング・ストリートのオリジナル曲がまた輪をかけて素晴らしい。所謂「バンドもの」として非常によく出来た作りになっているうえに普遍的な青春映画としての魅力もたっぷり。個人的には『あの頃ペニー・レインと』を初めて観た時と同種の実に清々しい気分を味わえた一作でした。


今年一番泣いた映画が『ルーム』。2回劇場に観に行って2回とも号泣しましたよ。子役のジェイコブ・トレンブレイ君のかわいさはもう罪のレベル。"部屋"を脱出して初めて世界に触れる彼のリアルな反応からいちいち目が離せませんでした。そして母親ジョイを演じたブリー・ラーソンの迫真の演技にも感服。『ショート・ターム』を観た時から注目していた人なんですが、こんな凄い女優さんだったとは。この2人には今後も注目していきたいですね。


終始ピリピリとした緊張感に包まれた『ボーダーライン』はメキシコ麻薬戦争を題材にした映画の新たな傑作。血と暴力が支配する、正義と悪の境界線が極めて曖昧な世界で終わりの見えない戦いを続けるやるせなさ。主人公を演じたエミリー・ブラントもよかったけど、何といっても謎の男アレハンドロを演じたベニチオ・デル・トロの存在感が圧倒的。彼の大ファンの僕(アイコンにしてるくらいですしね)は大いに溜飲を下げた次第です。


ケイト・ブランシェットの洗練された美しさとルーニー・マーラの可憐さがしっとりと交わる、性を超越した愛の物語『キャロル』。本作を観て「恋がしたい!ヽ(´Д`;)ノ」と猛烈に思ったもの。偉そうな事は言えませんが、恋愛は理屈じゃないんですよ。特に「心に従って生きなければ人生は無意味よ」という台詞には胸を打たれました。本当にその通りだと思います。


『マジカル・ガール』のあまりに不条理な展開にはあっけにとられましたよ。どことなくペドロ・アルモドバルの作品に通じるものを感じましたが、それでもこのミステリアスで余白の多い作りは独特としか言いようがない。人間はかくも醜くて愛しい生き物だという事実をまざまざと見せつけられた気がします。日本のアニメや歌謡曲の使い方にも感心しましたし。


上に挙げた作品以外では『マネー・ショート 華麗なる大逆転』や『ブルックリン』、『ゴーストバスターズ』、『エクス・マキナ』、『ヘイトフル・エイト』が印象に残ってます。今年は仕事が忙しくて映画館になかなか足を運べなかったんですよね。僕にとって映画は音楽と同じくらい欠かせない栄養素なのに。来年はできるだけ良作を劇場で観る機会を逃したくないので仕事はほどほどに(したいのはやまやまだけど無理だろうなぁ・・・)映画鑑賞に力を注ぐ所存。それでは最後に『シング・ストリート』からこの曲を。



Sing Street "Drive It Like You Stole It"

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