NOWHERE BOY

Getting so much better all the time.

Courtney Barnett 『Sometimes I Sit And Think, And Sometimes I Just Sit』



¥2,268
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豪メルボルンを拠点に活動するシンガー・ソングライター、コートニー・バーネットの1stアルバム『Sometimes I Sit And Think, And Sometimes I Just Sit』。
2013年にリリースしたシングル"Avant Gardener"(本作の日本盤にボーナス・トラックで収録)がピッチフォークで絶賛されて一躍注目を集める存在となった彼女。独特なのはそのユーモアに富んだ語り口にあります。前述の"Avant Gadener"はガーデニング中にパニック発作を起こして救急車で搬送されるという内容だし、会社をサボった青年とエレベーターで出会った女性とのやりとりを描いた今作のオープニング・ナンバー"Elevator Operator"、「私を崇めなさい。凄くがっかりするでしょう。全財産をよこして。折り紙を作ってあげるわ」と自虐的に歌う先行公開曲"Pedestrian At Best"など、切り口はどれもユニーク。一小節に多くの言葉を詰め込み、気怠げな歌声で綴るスタイルはボブ・ディランからアレックス・ターナーまでを想起させるものがあります。かといってリリックありきの人かというと決してそうではない。
左利きでかき鳴らすエレクトリック・ギターを軸としたバンド・サウンドによるシンプルな表現ながら、ポップなロックンロールからルーズなスロウ・チューン、素朴な弾き語り、轟音が渦巻くサイケデリック・ナンバーまで曲調は意外に幅広く、またどの曲もフックのあるメロディが備わっています。ソングライターとしての類稀な才能と飾り気のない飄々としたキャラクターが絶妙なバランスで同居する傑作デビュー・アルバム。


Courtney Barnett "Pedestrian At Best"



Courtney Barnett "Dead Fox"

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