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Best Albums Of 2014

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2014年最後の記事は年末恒例の年間ベストアルバム。”今年の10枚”は以下の通り。

※ABC順に並べています。順位はありません。アーティスト名/アルバムタイトルをクリックすると各作品のレビューページに行けます。


《My Best Albums Of 2014》
Beck - 『Morning Phase』
Benjamin Booker - 『Benjamin Booker』
Charli XCX - 『Sucker』
Damon Albarn - 『Everyday Robots』
Jamie T - 『Carry On The Grudge』
Kasabian - 『48:13』
Sharon Van Etten - 『Are We There』
Spoon - 『They Want My Soul』
St.Vincent - 『St.Vincent』
Royal Blood - 『Royal Blood』


ロックがかつてのような影響力を失ったと叫ばれて久しい昨今ですが、そんな時代にアルバムを4作連続で全英チャートの1位に送りこみ、グラストンベリーでヘッドライナーを任されるまでになった今年のKasabianには頼もしささえ感じました。トムとサージの関係がいよいよ一線を越えつつあるのがちょっと心配っちゃ心配ですが(笑)、サマソニで観たライブも文句なしにカッコよかったので私的アーティスト・オブ・ジ・イヤーは彼らに決定。

2月にリリースされたベックの『Morning Phase』は今年最も聴いた回数が多い作品。朝起きたらとりあえずこのアルバムかけてましたから。優しく包みこむような歌とサウンドスケープにただただ身を委ねていたい。本作が持つ幽玄な世界観とマッチしたジャケットも秀逸。今年のベスト・アートワークはこのアルバムですね。
一方、夜のお供として愛聴したのがデーモン・アルバーンの初ソロ作『Everyday Robots』でした。このミニマルで哀感が漂う世界にワインを飲みながら浸るのが僕にとっての心休まる時間。文字通り気持ちよく酔わせてくれた一枚です。

ベックとデーモンのアルバムがじっくり聴き込むほど感動が増してくるタイプの作品なのに対し、一聴してガツンとやられて即年間ベスト入りを認定したのがSt. VincentとチャーリーXCX。オルタナティヴとメインストリームという立ち位置こそ異なるものの、圧倒的な才能がポップに爆発した両作品はいずれも強烈なインパクトがありました。

ジェイミーTの5年ぶりの復帰作『Carry On The Grudge』はUKロック好きなら聴かないのはあまりに勿体ない傑作だったし、自然体の美しさに魅了されたシャロン・ヴァン・エッテンの『Are We There』も外せない一枚。
また長らくUSインディー・シーンで活躍してきたSpoonの新作もエレクトロやR&Bがメインストリームで勢力を強める時代においてロックンロールの有用性を見事に示した作品といえるでしょう。

新人ではジョン・スペンサーやジャック・ホワイトの系譜を受け継ぐベンジャミン・ブッカー、ヴォーカル&ベース+ドラムスという変則的な編成で骨太なロックを鳴らすRoyal Bloodを今後の期待も込めて選出。どちらもソングライティングがしっかりしているし、大音量で思いきり演奏する快感が直に伝わってくるのがいい。

なお10枚に入りきらず選外になったアルバムもいくつかありまして、中でもギリギリまで迷った挙句泣く泣く外したラナ・デル・レイの『Ultraviolence』を次点として挙げておきます。


というわけで長くなってきたのでそろそろこのへんで。最後は来年2月に待望の新作『Chashing Yesterday』のリリースを控えているノエル兄貴の曲で締め括るとしましょう。1曲ゲストで参加したジョニー・マーが傑作と言ってたからたぶん傑作なんでしょうな。期待に胸が膨らみまくっております。

2014年もあと少し。皆様、どうかよい年末年始をお過ごしください。今年一年ありがとうございました。


Noel Gallagher "Talk Tonight"

Comment

GAOHEWGII says... ""
Jerry Sunborne様 こんにちは

>ロックがかつてのような影響力を失ったと

リスナーそれぞれが選んで音楽を聴ける半面、
それぞれの作品の影響力が下がる、みたいな状況なのでしょうね。
その分、色々な音楽に触れることが出来るという利点もあるので
一長一短だと思います。

ジェリーさんの趣味が分かりやすく反映された選出で
同好の士には参考になりそうなリストですね。

この中だと
Jamie T - 『Carry On The Grudge』と
Spoon - 『They Want My Soul』をよく聴いていました。
Jamie Tは確かにもうちょっと有名になってもいいですよね。
2014.12.27 13:08 | URL | #- [edit]
Jerry Sunborne says... "Re: タイトルなし"
GAOHEWGIIさん

Jamie Tはこんなに良いアルバムなのに日本盤も出ないのは残念です。本国だとすごく人気ある人なんですけど。リバとかアークティックが好きな日本のUKロックファンだったら絶対気に入ると思うんだけどなぁ。

今年は去年に比べると全体的に地味な印象でしたけど、振り返ってみると良作がたくさんありました。師走に入ってディアンジェロの14年振りの新作リリースなんてのもあったし。
2014.12.27 20:12 | URL | #- [edit]

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