NOWHERE BOY

Getting so much better all the time.

Daft Punk 『Random Access Memories』


Random Access MemoriesRandom Access Memories
(2013/05/21)
Daft Punk

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フランスが世界に誇るロボット2人組、Daft Punk。先頃リリースされた彼らのニュー・アルバム『Random Access Memories』はアメリカやイギリスを含む20カ国以上のチャートで1位に輝き、目下大ヒット街道を邁進中。先行シングル"Get Lucky"と共に2013年を代表する作品になるのはほぼ確実で、彼らのキャリア史上最高のセールスを記録しそうな勢いを見せています。

御大ナイル・ロジャースとファレル・ウィリアムズをフィーチャーした"Get Lucky"を聴いた時から予感はありましたが、新作はディスコやソウル、AOR、フュージョンといった70年代から80年代にかけて隆盛を誇ったダンス・ミュージックに大胆に踏み込んだ意欲作に仕上がっています。まず目を引くのが本作に参加しているゲストの顔ぶれで、"Get Lucky"でお得意のファンキーなギター・カッティングを披露しているナイル・ロジャースに加え、ポール・ウィリアムスやジョルジオ・モロダーといった巨匠からジュリアン・カサブランカスやファレル・ウィリアムス、パンダ・ベアーら現在のロック/ヒップホップのスターまでを迎えた豪華な布陣。エレクトロ/ハウス色は大きく後退しており、打ち込みを最小限に抑えて生演奏をメインに据えた音作りはかなり本格派志向。全体的にBPMは遅めですが、幅広い世代に訴えかけるオーガニックで心地良いグルーヴが息巻いています。13曲74分という大作ながら良質なメロディーと分かりやすい展開を持ったナンバーが揃っていて最後まで飽きさせません。
単なるノスタルジーと批判する向きもあるようですが、たっぷりと時間と金を注いで今あえてこれをやる事に作り手の強い信念が窺え、多くの人がそこに意義を見出したからこその世界的ヒットではないかと個人的には考えています。そういう意味で本作は革新はない代わりに確信がみっちりと詰まった聴き応え十分の力作です。


Daft Punk Ft. Pharrell Williams, Nile Rodgers "Get Lucky"



Daft Punk Ft. Julian Casablancas "Instant Crush"

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