NOWHERE BOY

Getting so much better all the time.

Deerhunter 『Monomania』


MonomaniaMonomania
(2013/05/07)
Deerhunter

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鬼才ブラッドフォード・コックス率いる米アトランタ出身のロック・バンド、Deerhunter。彼らの3年振り通算6作目となるニュー・アルバム『Monomania』をご紹介。

今回の新作はメンバー曰く「ボ・ディドリーのような古いロックンロールやスティーヴ・ライヒなどの現代音楽にインスパイアされた作品」との事。甘く夢うつつなサイケデリック・サウンドで聴き手をトリップさせた前作『Halcyon Digest』から一転、剥き出しの生々しい感触を伴ったアプローチへ方向転換を図った意欲作に仕上がっています。時折The Velvet Undergroundの『White Light/White Heat』を彷彿とさせるフリーキーなノイズをまき散らしながら、猥雑で荒々しいガレージ・ロックを思う存分プレイしています。明快なメロディーとシンプルな構成を持った楽曲が並び、これまでになくストレートな作風と呼べるかもしれません。その一方でこのバンドらしいナイーヴで情緒不安定な表情も残しており、どこか背徳的な魅力を感じさせてやまない歌やメロディーにブラッドフォードのソングライターとしての特異な資質が表れています。
音響的な深みという点では前2作に一歩譲るものの、Deerhunterというバンドが持つ異質な個性は些かも揺らいではいません。彼らが現役のバンドでThe Velvet Undergroundに最も近い存在であるという事実を本作を聴いて再認識した次第。


Deerhunter "Monomania"



Deerhunter "Back To The Middle"

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