NOWHERE BOY

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Best Movies Of 2012

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今年観た映画の私的ベスト5を発表。以下の通りです。


《The Best Movies Of 2012》
『ドライヴ』
『アルゴ』
『ドラゴン・タトゥーの女』
『ファミリー・ツリー』
『裏切りのサーカス』

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個人的には今年はとにかく『ドライヴ』に尽きます。劇場に2回観に行ってDVDも購入するほどハマってしまった2012年を代表するカルト・ムーヴィー。主演のライアン・ゴズリングのカッコよさもさることながら、随所で差し込まれる80sテイストのエレクトロ・ミュージックが新鮮。静けさと暴力、淡い恋心が交錯する新感覚のフィルム・ノワールとして語り継がれるべき傑作です。監督を務めたデンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフンの名前は映画好きは覚えておいたほうがいいでしょう。
ベン・アフレックの監督3作目『アルゴ』は、1979年に実際に起きたイランのアメリカ大使館人質事件を扱ったサスペンス映画の快作。手に汗握る緊張感を持続させる巧みな演出(終盤のやや盛り過ぎな展開も含めて)や細部への気配りも素晴らしく、監督アフレックの非凡な才能がたっぷり味わえます。オスカー候補に挙がっているのも納得。
今年始めの最大の注目作として話題を集めた『ドラゴン・タトゥーの女』も個人的には愛着の強い1作。デヴィッド・フィンチャーによるスタイリッシュな映像やトレント・レズナーが手掛けた音楽も良かったし、何といっても主演のルーニー・マーラの体を張った演技には感服。闇の世界に生きる孤独な天才ハッカー・リスベットという新たなヒロイン像を見事に体現していました。続編も楽しみにしています。
中年男のトホホぶりを描かせたら右に出るものはない、アレクサンダー・ペインの7年振りの新作『ファミリー・ツリー』も素晴らしい作品でした。物語の舞台であるハワイの雄大な景色を収めた映像は壮観で、ペインらしいトボケた味わいとの相乗効果も相まって劇中で心地良い時間が流れていました(扱ってる題材は結構シリアスなんだけど)。先祖代々受け継がれてきた土地に根差した自らのルーツに立ち返らんとするジョージ・クルーニーの演技が秀逸。
『裏切りのサーカス』は久々に上質なミステリーの味わいを堪能させてくれた映画として忘れ難い逸品。主演のゲイリー・オールドマン始め、妙に色気を漂わせている中年~初老の俳優陣による渋い演技の応酬が見事。


上記に挙げた作品以外では『おとなのけんか』『ブライズメイズ 史上最悪のウェディング・プラン』『007 スカイフォール』『ヘルプ~心がつなぐストーリー』あたりも良かったです。逆に期待したほどではなかったのが『ダークナイト・ライジング』。今作から登場したトム・ハーディやジョゼフ・ゴードン=レヴィン、アン・ハサウェイは健闘していたし実際すごく楽しめた映画ではあるのですが、脚本や物語の設定に雑な部分が目立ったのが気になりました。前作『ダークナイト』で期待値が上がりすぎた事も要因か。


さて、来年も映画好きにとっては見逃せない作品が目白押しで今から楽しみです。1月には早くもジョゼフ・ゴードン=レヴィン主演の話題作『LOOPER/ルーパー』が公開予定。もはや巨匠の風格すら感じさせつつあるポール・トーマス・アンダーソンの新作『The Master』も要注目。他にもクエンティン・タランティーノやウェス・アンダーソン、キャスリン・ビグロウといった注目の監督の新作が控えています。


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