NOWHERE BOY

Getting so much better all the time.

The Vaccines 『Come Of Age』


Come of AgeCome of Age
(2012/10/02)
Vaccines

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UKギター・ロック復権の切り札として期待を集めるロンドン出身の4人組、The Vaccines。昨年発表したデビュー・アルバム『What Did You Expected From The Vaccines?』は、リリースから1年以上に渡ってチャートに居座り続ける異例のロングヒットを記録。いまや多くのリスナーやロック・メディアが彼らにギター・ロックの希望を見出すまでになりました。そして先頃、前作から僅か1年という間隔で早くも2作目となる『Come Of Age』を発表。自身初、そして若手ロック・バンド勢としても実に久々となる全英チャート初登場1位に輝きました。

叙情的なメロディとシンプルな構造を持った楽曲をけれん味のない演奏で聴かせるスタイルは一貫していますが、今作ではプロデューサーにKings Of Leonとの仕事で知られるイーサン・ジョーンズを迎え、より骨太で逞しくなったロックンロール・バンドとしての姿が映し出されています。先行シングルとして切られた"No Hope"と"Teenage Icon"は、いずれもキッズの間でアンセム化するのは時間の問題であろう名曲。アルバムを通して聴くと、50年代~60年代のポップやサーフ・ロック、R&B、ロカビリーなどからの影響がそこかしこに顔を覗かせるなど楽曲の幅が広がっています。それでいて一聴して耳に残るキャッチーさという持ち味も失われていないのだから大したもの。またVoジャスティン・ヤングのヴォーカルには元来きちんとした歌心が備わっていましたが、今回のアルバムではジュリアン・カサブランカスにも通じるクールさも身に付け始めています。
デビュー当初は一部メディアで”The Strokes meets The Ramones”とも形容されていましたが、最早いまの彼らに対してそのような紋切り方の説明は不可能。The Jamに例えるならば、『In The City』から一足飛びで『All Mod Cons』まで到達したかのような飛躍的成長を遂げた傑作です。


The Vaccines "No Hope"



The Vaccines "Teenage Icon"

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